【会期終了間近】りぼんのふろく展(京都国際マンガミュージアム)

2017/01/25 4:01

みなさーん!
京都国際マンガミュージアムで開催中の
『LOVE♥りぼん♥FUROKU 250万乙女集合!りぼんのふろく展』2016年12月8日(木) 〜 2017年2月5日(日)をご存知でしょうか。

NEWSと言いながら、会期終了間際のお知らせでホントすいませんという感じなのですが、この展示をぶらりと見に行ったら、こ、こ、これは、鼻血がでそう、と、予想を遥かに越えた興奮を味わいましたので、このタイミングでのオススメとあいなりました。ホントすいません。

さて、どのあたりに興奮したのか、手短にお伝えしましょう。

まずこの展覧会の基礎知識ですが、集英社の少女マンガ雑誌『りぼん』のことはもちろんみなさんご存知でしょう。1955年創刊の『りぼん』は、80年代後半から90年代前半にかけて、発行部数がうなぎのぼりにあがって、94年には少女マンガ史上最高発行部数の255万部にまでなりました。

255万て……今の出版状況からは信じがたい数字ですが、たしかにあの頃の少女たちは夢中になって『りぼん」を読んでいたわけです。いまの30代女性のたくさんの脳みその中には、あの頃の『りぼん』の記憶が堆積しているかと思います。

そして『りぼん』といえばふろくの存在ですよね。

レターセット、シール、さまざまな小箱たち。

いまとなってはぼんやりとしか覚えていないかもしれないふろくたちの存在ですが、それを目の当たりにした時に、いきなり「あの時代」に連れて行かれるんですよ。80年代、90年代だけじゃありません。脳内がそれぞれ「あの時代」の掘り起こし作業でたいへんなことになります。

ふろくの展示は、創刊当初の50年代のものから揃えられています。

50年代60年代には、内藤ルネさん、田村セツコさん、藤井千秋さん、水森亜土さんらの画家イラストレーターのふろく。

70年代には陸奥A子さん、田渕由美子さん、太刀掛秀子さんたちが手がけた「乙女ちっく」の塊のようなふろく。

80年代には、小田空さん、篠崎まことさん、小椋冬美さん、高橋由佳利さん、佐藤真樹さん、萩岩睦美さん、本田恵子さんなどが手がけたスタイリッシュなふろくたち。そして池野恋さん『ときめきトゥナイト』とさくらももこさんの「ちびまる子ちゃん」のスタートで人気は絶頂に。

90年代には、水沢めぐみさん、高田エミさん、柊あおいさん、矢沢あいさん、椎名あゆみさん、大塚由美さんなどなど。この頃のふろくの素材も変わってきますね。ぷくぷくのシールや、いい匂いのレターセットなどが開発されていきます

2001年には、雑誌の流通のルールが変更され、いまのようなプラスチックや金属をつかった缶バッジやリストバンド、そしてCD-ROMまでが登場します。

どの時代の読者がいっても楽しい展示になってるんですよね。
展示を見に行った人に話を聞くと、それぞれ刺さったポイントがちがう模様。

取材ではなくこの展示を訪れた弊社スタッフに話をふったとこ……。

「ふろくの原画は、自分が持っていた懐かしいものの実物があって感動。原画をよくみると、描き損じがほとんどないんですよ。切り貼りもしてないし、色ムラもないし、ホワイトもほとんど使われてないし、すごい。今なら絶対にコンピュータでデザイナーがつくるようなチェック柄がすべて手で描かれていて、驚きました。特に吉住渉先生の描くチェック柄が精密すぎて衝撃です」

「それと、ふろくに多用されたというガキ絵(2頭身などの頭身の低い絵)があるじゃないですか。マンガの登場人物をガキ絵にするわけですけど、中でも矢沢あい先生のガキ絵がずば抜けてました。だいたいの作家さんは、顔の線など元のまま頭身だけを変えているのだけど、矢沢先生のは線の太さもタッチも変えているんですよね。イラスト的というかデザイン的というか、子供ながらにおしゃれに感じた理由がわかった気がします」

「あと、岡田あーみん先生のふろくの異質さ。他のふろくが、王道のレターセットや組み立て式の箱、シール、ノートなどなのに対し、あーみん先生のふろくは『お父さんは心配性』のお父さんの頭の部分をブラシでモヒカンにしたミニブラシ(机の上の消しゴムのカスやゴミを掃除するツール)や、バラバラになった顔のパーツを組み合わせる「モンタージュ顔占いセット」。ひとりだけぶっとんでる。人気キャラが大集合するトランプも、あーみん先生のキャラだけいつもジョーカー。正統派の少女マンガが人気だったなかで、こんなにマイウェイを貫けるのはすごいし、それがしっかりと読者に受け入れられていたというのもすごい!」

という語りがとまらないゾーンに入ってしまいました。

これって『りぼん』体験がある読者なら、誰でも熱くなれる展示なんじゃないかなと思った次第であります。同世代で同じ付録に盛り上がるのも面白いし、母娘でいったりするのも、楽しいかもしれませんね。

というわけで関西圏の人は、京都国際マンガミュージアムに猛ダッシュよろしくお願いいたします。


LOVE♥りぼん♥FUROKU 250万乙女集合!りぼんのふろく展

2016年12月8日(木) 〜 2017年2月5日(日)

休館日
  毎週水曜日

料金
  無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です

会場
  京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー1・2・3
  〒604-0846
  京都市中京区烏丸通御池上ル (元龍池小学校)
  TEL: 075-254-7414(代) FAX: 075-254-7424

主催
  京都国際マンガミュージアム
  京都精華大学国際マンガ研究センター

協力
  集英社

京都国際マンガミュージアム LOVE♥りぼん♥FUROKU 250万乙女集合!りぼんのふろく展 HP

集英社 りぼんわくわくステーション HP

りぼんの付録についての思い出や、りぼんの付録展へ参加した感想をマンバで語りませんか?お待ちしています。

自由広場 りぼんの付録が好きだった人、集まれ!

2016年12月8日(木) 〜 2017年2月5日(日)に京都国際マンガミュージアムで開催中にて『LOVE♥りぼん♥FUROKU 250万乙女集合!りぼんのふろく展』開催されています。 りぼんを読んでいた当時の思い出や、りぼん展の感想などをぜひ教えてください〜 『LOVE♥りぼん♥FUROKU 250万乙女集合!りぼんのふろく展』の概要等はマンバ通信のニュースにて記事になっています。 …

マンバ通信編集部
マンガの口コミサイト『マンバ』と連動し、「マンガが読みたくなる気持ち」「面白かったマンガを語りたい気持ち」をブーストします。