『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリとリアド・サトゥフ氏のトークイベント&上映会が東京で開催!

こんにちはマンバ通信です。

先日、ここで告知した『ちいさこべえ望月ミネタロウ×『未来のアラブ人リアド・サトゥフのトークイベントのニュースに引き続き、東京でも開催が決定したそうですヨ〜。

東京でリアド氏と対談するのは、大ヒット作品『テルマエ・ロマエ』でおなじみのヤマザキマリ氏!

リアド・サトゥフ氏とヤマザキマリ氏

ご存じの方も多いかと思いますが、ヤマザキマリ氏といえば中学時代にドイツとフランスをひとり旅しちゃうほどの猛者。

さらに10代の後半からはイタリアで11年過ごし、結婚後の2003〜2005年にはシリアで暮らしていたこともあります。当時のことはご本人のマンガ『世界の果てでも漫画描き 2 エジプト・シリア編 』で知ることができるので、ぜひ読んでみてください〜。

ヤマザキ氏がシリアに移り住んだ時期は、ちょうどイラクとアメリカが戦争していた時期だったそうで、イラクからシリアへ押し寄せる難民達を目にしたり、近くで爆破事件を経験したこともあったと国連UNHCR協会のインタビューで語っています。

今回、どちらも中東で生活した経験のある二人によるトークイベント。異文化を経験した二人によって語られるトークはきっと深い内容になるはず。

バンド・デシネ『未来のアラブ人』の作者リアド・サトゥフは、この作品で中東とフランスで過ごした自らの幼少期を語り、ヤマザキマリ手塚治虫文化賞受賞)は、未知の文化に対する異邦人の視線という問題に取り組んでいます。
二人の作家が、なぜマンガという方法で、作品において様々な文化を対峙させるという試みを行っているのかを話しあいます。
──アンスティチュ、フランセ東京のイベント告知より

リアド氏の『未来のアラブ人』については、前回のニュースで詳しくご紹介しています。

リアド・サトゥフ×ヤマザキマリ トークショー
日時 10月15日(火) 18時30分〜20時30分
出演 リアド・サトゥフヤマザキマリ、藤本由香里(司会)
場所 アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
料金 1,000円 Peatix     ※チケット購入後の返金不可

みなさん、ぜひぜひチケット買って行きましょ〜〜!……と言いたいところなのですが……

なんとこのニュース記事を制作中にチケットが完売となってしまいました。

トークイベントのようすは次回マンバ通信でレポート記事を公開する予定なので、チケットが買えなかったという人は、ぜひそちらをお楽しみにお待ちください〜。

作者のリアド氏に関するイベントはトークイベントだけではないですヨ!

映画監督の肩書きも持つリアド氏。2010年には初監督&脚本作品『イカしたガキども』では、仏セザール賞・最優秀初監督作品賞を受賞しています。今回の来日を記念して、長編監督二作目である『ジャッキーと女たちの王国』(2014年)の上映会イベントもありますヨ!

『ジャッキーと女たちの王国』
(フランス/2014年/94分/カラー/デジタル/フランス語・日本語字幕)
監督:リアド・サトゥフ/出演:ヴァンサン・ラコスト、シャルロット・ゲンズブール、ミシェル・アザナヴィシウス
女性主権の独裁体制の下、男性はおとしめられ、常に女性への服従と尊敬を強いられる。リアド・サトゥフが描き出した不平等の世界は、男女平等の概念に新しい視点をもたらす。ブブンヌ国では、権力を握り、戦争を指揮しているのが女性で、男性はヴェールを被り、家事を行っている。ヴァンサン・ラコスト演じる20歳のジャッキーは、独裁者の娘である大佐(シャルロット・ゲンズブール)と結婚し、たくさんの娘をもうける、という国中の若者と同じかなわぬ夢を抱いているが…。

上映後には、リアド監督によるティーチインも開催! バンド・デシネと映画という異なる創作ジャンルの共通点や差異、映画作りの面白さ、描かれている世界観について語られる予定です。

『ジャッキーと女たちの王国』上映会(監督によるティーチイン有)
日時 
10月17日(木) 18時30分(開場は15分前)
出演 
リアド・サトゥフ
場所    
アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
料金 
一般:1200円 学生:800円 会員:500円 Peatix
※当日のチケット販売は、残券がある場合に限ります。販売時間:上映当日各回の30分前から上映開始10分後まで。チケット販売時間内には、当日すべての回のチケットをご購入いただけます。全席自由。整理番号順での入場とさせていただきます。また、上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、固くお断りいたします。

リアド・サトゥフのマンガ情報・クチコミ

リアド・サトゥフ(リアドサトゥフ)の主な作品『未来のアラブ人 中東の子ども時代(1978-1984)』など。マンガ賞の受賞歴、関連する著者、マンバ通信の記事、外部リンクなどの情報があります。

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