壊れやすい卵のための21世紀マンガレビュー

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壊れやすい卵のための21世紀マンガレビュー(第5回) 池辺葵『繕い裁…

可児洋介 2021/05/20 12:00

1 はじめに  本連載の第2回でも述べたとおり、藤本由香里は「少女マンガの根底に流れているのは、「私の居場所はどこにあるの?」という問い、誰かにそのままの自分を受け入れてほしいという願いであ」(*1)り、したがって、少女 […]

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壊れやすい卵のための21世紀マンガレビュー(第4回) 浦部はいむ『高…

可児洋介 2021/03/08 12:00

1 はじめに  石森章太郎はかつて自らの主催する肉筆回覧誌を、正岡子規の随筆のタイトルを借りて『墨汁一滴』と名づけました。日本のマンガは基本的にモノトーンです。白い紙面に黒いインク一色で描くことができます。若き日の石森が […]

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壊れやすい卵のための21世紀マンガレビュー(第3回) 野村宗弘『うき…

可児洋介 2021/01/29 12:00

1 はじめに  人はなぜ不倫をするのでしょうか? そのものズバリの書名を冠するインタビュー集を開くと、この疑問に対して上野千鶴子が興味深い回答をしていました。「逆に聞きたいですよ。人はなぜ不倫をしないんでしょうか、と(笑 […]

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壊れやすい卵のための21世紀マンガレビュー(第2回) やまもり三香『…

可児洋介 2020/12/25 12:00

1 はじめに  藤本由香里は、かつて「少女マンガの根底に流れているのは、「私の居場所はどこにあるの?」という問い、誰かにそのままの自分を受け入れてほしいという願いである」(*1)と明言し、つぎのように論じました。 彼女の […]

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壊れやすい卵のための21世紀マンガレビュー 村上かつら『淀川ベルトコ…

可児洋介 2020/11/11 12:00

1 はじめに  2009年2月、村上春樹はエルサレム賞の受賞挨拶で「もしここに硬い大きな壁があり、そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、私は常に卵の側に立ちます」*1と宣言しました。「壁」と「卵」のメタファーに関して […]