連載
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誰のために何のために死ぬのかを問う 立原あゆみ『銀翼(つばさ)』全1…
中野晴行
2023/07/10 12:00
今回紹介する戦場マンガは太平洋戦争末期の特別攻撃隊を描いた『銀翼(つばさ)』だ。爆弾を装着した戦闘機が敵艦艇に体当たりする特別攻撃隊に関しては、第一番のちばてつや作『紫電改のタカ』のクライマ […]
今回紹介する戦場マンガは太平洋戦争末期の特別攻撃隊を描いた『銀翼(つばさ)』だ。爆弾を装着した戦闘機が敵艦艇に体当たりする特別攻撃隊に関しては、第一番のちばてつや作『紫電改のタカ』のクライマ […]
『戦争めし』は、食マンガ家・魚乃目三太が、戦時下の「食」にスポットを当てたマンガだ。1話完結のオムニバス形式で、戦場だけでなく、内地の空襲、満州からの引揚げ、シベリア抑留、戦後の食糧難など、描かれているテー […]
バロン吉元の『どん亀野郎』は、太平洋戦争を舞台にした海洋アクションマンガだ。『ビッグコミック・オリジナル増刊号』で1972年7月20日号から連載開始。『ビッグコミックオリジナル』に誌名変更後の74年12月20日号まで続 […]
西島大介の『ディエンビエンフー』は、ベトナム戦争を舞台に、生と死と愛と狂気を描いた戦場マンガだ。 タイトルは、ベトナム北部、ラオスとの国境に近いムオンタイン渓谷にある町の名前。19世紀後半から60年に亘 […]
今日マチ子の『COCOON』は、秋田書店の女性向け月刊コミック誌『エレガンスイブ』2009年5月号から10年7月号に連載された戦場マンガだ。単行本は秋田書店から全1巻で刊行。10年度文化庁メディア芸術祭で […]
『総員玉砕せよ!』は、水木しげるが自らの戦争体験をベースに、史料をもとにしたフィクションを加えて完成させた長編マンガだ。 1973年8月に講談社から描き下ろし単行本として刊行され、初出時のタイトルは『総 […]
1939年9月1日、ナチス・ドイツ軍はポーランドに向け電撃作戦を企てた。戦車を主力としたドイツ軍に対して騎兵で迎え撃ったポーランド軍はたちまち敗れた。これに対し、イギリスとフランスがドイツに宣戦を布告。第2次世界大戦がは […]
ちばてつやの『紫電改のタカ』は『週刊少年マガジン』で1963年27号から65年3・4合併号に連載された。単行本は虫プロ商事の虫コミックスで69年から5巻までが刊行され、72年に講談社KCマガジン版が全6巻で完結した。7 […]
2年間続いた「人情マンガを読む」シリーズも今回が最終回。手当たり次第に、ずいぶんいろんな人情マンガを読んできたが、ゴールで取り上げる作品だけはスタート時に決めていた。はるき悦巳の『じゃりン子チエ』である。 双葉社の『 […]
このシリーズも気がつけば49回。たくさんの人情マンガを読んできてわかったのは、弱い者たちがお互いを思いやり、肩を寄せ合いながら、世知辛い時代をたくましく歩んでいく姿こそ、人情マンガの魅力ということだ。 今回もそんな珠 […]