連載 海外マンガクラシックス―教養として読んでおきたい世界のマンガ

第5回 そして女たちは語り合う―ソン・アラム『大邱の夜、ソウルの夜』

原正人 2022/04/22 5:00

この連載ではこれまで4つの作品を紹介してきた。その内訳は、アメリカのコミックスが3作品にフランス語圏のバンド・デシネが1作品。当然のことながら、海外マンガ=コミックス&バンド・デシネではなく、その他の地域にも優れたマンガ […]

連載 海外マンガクラシックス―教養として読んでおきたい世界のマンガ

第4回 湖で交差する女たちの運命―マリコ・タマキ作、ジリアン・タマキ…

原正人 2022/03/24 12:00

前回第3回としてジョン・ルイス、アンドリュー・アイディン作、ネイト・パウエル画『MARCH』を取り上げたのが、2020年8月のこと。気づけば、それからなんと1年半も経ってしまった。 一応言い訳しておくと、その間ただボンヤ […]

連載 すばらしき一巻本マンガの世界

すばらしき一巻本マンガの世界 第1回 香山哲『ベルリンうわの空』

原正人 2020/09/18 12:00

しばらく前から一巻で完結するタイプのマンガのことが気になっている。おそらくずいぶん昔からあるものだと思うが、はたしてこの手のマンガを指す正式名称はあったりするのか……。ありそうな気もするが、あいにく筆者は知らないので、こ […]

連載 海外マンガクラシックス―教養として読んでおきたい世界のマンガ

第3回 ブラック・ライヴズ・マターについて考えるためのグラフィックノ…

原正人 2020/08/07 12:00

早いもので2020年も半分が過ぎた。今年は早々からコロナ騒動に見舞われたこともあって、例年以上に何がなんだかわからないうちに気づいたらもう折り返し地点という感が強い。 コロナ騒ぎと関係があるのかないのか、今年は世界中で大 […]

連載 海外マンガクラシックス―教養として読んでおきたい世界のマンガ

第2回 コロナの時代にこそ読んでほしいバンド・デシネ―ブノワ・ペータ…

原正人 2020/06/26 12:00

前回紹介したアート・スピーゲルマン『完全版 マウス―アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語』(小野耕世訳、パンローリング、2020年)というアメリカのグラフィックノベルに続いて、今回はフランス語圏のマンガ“バンド・デシネ […]

連載 海外マンガクラシックス―教養として読んでおきたい世界のマンガ

第1回 グラフィックノベルの古典中の古典―アート・スピーゲルマン『完…

原正人 2020/06/05 12:00

昨年1年間、マンバ通信の「海外マンガだってマンガなんですけど―邦訳で読む10年代の世界マンガ」という連載を通じて、2010年代に出版された海外マンガを紹介してきた。筆者がグズグズしていたせいで結局8作品しか紹介できなかっ […]

連載 海外マンガだってマンガなんですけど―邦訳で読む10年代の世界マンガ

第8回 私たちには会話が必要だ―アンナ・フィスケ『話し足りないことは…

原正人 2019/12/30 12:00

早いもので2019年も残すところあと数日。1年の終わりということで、今年1年を振り返ってみると、筆者が調べた限りでは、紙と電子を合わせて約160点の邦訳海外マンガが単行本として出版された。とりわけ電子について何をもって単 […]

連載 海外マンガだってマンガなんですけど―邦訳で読む10年代の世界マンガ

第7回 ソーシャルメディア全盛時代に起きたある事件の顛末──ニック・…

原正人 2019/11/08 12:00

先ごろ、ニック・ドルナソ『サブリナ』日本語版(藤井光訳、早川書房、2019年10月)が発売された。昨2018年、イギリスの権威ある文学賞「ブッカー賞」のロングリスト(候補作)にグラフィックノベル=マンガとして初めてノミネ […]